●Godot Engine技術情報について

2D/3DゲームエンジンであるGodot Engineおよびそれに使用されるGDScript/VisualScriptの解説サイト。

特にサンプル等を使用せず、1から自分で作れるようにする方法を、ノンプログラマー向けに解説する。

書籍「Godot Engine入門 初心者に最適な次世代エンジンによるゲーム制作」よりサンプルコードを取りに来た方はこちらより取得ください。(書籍:Godot Engine入門 サンプルコード

※Godot Engine公式ドキュメント → こちら

・インストール方法 → こちら

・2Dプロジェクト作成 → こちら

・3Dプロジェクト作成 → こちら

・GDScript → こちら

・Visual Script → こちら(Godot Engine 4.0より廃止となる機能です。内容は参考までに。)

▲Amazon KindleにてGodot Engine入門書出版中!

Amazon.co.jp: Godot Engine入門: 初心者に最適な次世代エンジンによるゲーム制作 eBook : たかとく: 本

●Godot Engineを使うメリット

現在、日本ではUnityやUnrealEngineが主流ではあるが、ある一定規模以上の企業ではサブスク費用(Unity)や売り上げに対するライセンス費用(Unreal Engine)が取られる。

Godotはインストール不要(zipファイルを解凍するだけ)で使用可能であり、セキュリティ上ソフトのインストールが制限されている環境でもすぐに使用できる。

このように特に大企業に勤めるような会社でゲームエンジンを使用して何かをしたいという人には最適なゲームエンジンと管理人は考えているが、とにかく日本語の情報が少ない。(YoutubeでもGodotの日本人による解説動画は皆無)

そのため、日本でさらにGodotが広まることを期待して、本解説サイトを開設した。

●Godot Engine インストール方法

1.Godot Engine ダウンロード

ダウンロードサイトにアクセスする。

Standard Version(GDScript)とMono Version(C#)があるが、本サイトではStandard Versionを推奨する。

32bit版/64bit版と分かれているので、自分のPCにあったものを選択する。

※わからない場合はWindowsキーを押して「システム情報」と入力すると、各PCの情報が表示出来る。

「システムの種類」の場所に「64ビットオペレーションシステム」または「x64」または「x86_64」と記載があれば64bit版を使用する。

「32bitオペレーションシステム」または「x86」となっていた場合には32bit版を使用する。

該当するボタンを選択すると、zipファイルがダウンロードされる。

それを適当なところに解凍すると(どこでもよいが管理人はCドライブ直下に「Godot」とフォルダを作成しその中に解凍することを推奨する)、exeファイルが1つのフォルダが出来る。

これでもうGodotを使用する準備は終了である。

2.Godot Engine 起動

起動するとサンプルプロジェクトを検索するか聞いてくるが、ひとまず後からも検索可能なので今回はキャンセルで。

「新規プロジェクトを作成」ダイアログが開くのて適当にプロジェクト名を入力した後フォルダーを作成。

レンダラーはどちらでも良いが、最初の段階ではOpenGL ES 3.0が生きてくる場面はなかなか来ないのでOpenGL ES 2.0が無難かと。

「フォルダを作成」をクリックしてフォルダを作成すれば、「作成して編集」が選択可能になるのでクリック。

下記画面が表示され、ここからようやく(と言ってもほとんど何もしていないが)、ゲームエンジンを使用した作成に入ることが出来る。いきなり3Dは少しハードルが高いので、まずは2Dから解説していこうと思う。

(補足)Godot EngineでStandard Versionを推奨する理由

単純にわざわざ複雑なほうのC#で開発する理由がないからだ。

もし、Unityと並行で使うので少しでも学習コストを抑えたいという理由があったとしても、だ。

C#では目的の機能に対して少し回りくどい書き方をすることになる。

また、自分はC#に精通しているからMono版で、という人には余計にStandard版(GDScript)をお勧めしたい。

C#が理解できるほどプログラミングができるのであれば、GDScriptは数日でマスターできるからである。

よって、よほど特殊な理由がない限りはStandard Versionを推奨する。

解説もStarndard Versionを前提に解説していく。